パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

セ・リーグの順位予想と…

こんばんは♪
これがアップされる頃には開幕試合も佳境に入りつつあると思いますが、記事を書いているのは30日の真夜中(31日の未明)です。当ブログの読者の皆さんはプロ野球にはほとんど関心がないみたいですので、しばらくは敢えて記事にするのを避けておりました(笑) 今回は開幕特別号ということでお許しくださいませ♪ ということで、今シーズンのセ・リーグの順位予想と、巨大補強をした巨人は何故勝てないかについて簡単に記してみたいと思います^^

順位予想

順位を予想する上で僕が最も重視するファクターは、もちろん前年の順位や今年の戦力もありますが、何よりも「人間力」です。野球は機械がやるのではない、人間がやるものです。人間には感情というものがありますから、様々なプレッシャーによって本来の力が出せなかったり、フォームそのものまで狂ったりします。そして本来の力が一番発揮できるのは、のびのびとプレーしている時です。

だから指導者、特に監督は、選手に余計なプレッシャーを与えずのびのびとプレーさせるように心掛ける必要があります。同時に、ある意味心理学者でなければなりません。選手の性格は百人百様ですから、厳しく叱咤激励した方が良い選手もいれば叱ってはいけない選手もいます。また選手のキャリアによっても指導法は変わって来るでしょう。10年以上も一線でやってきて形が出来上がっている選手に、いきなり「もっと覇気を出せ!」「もっとホームランを打て!」と言ったところで、言われた方は戸惑うばかり。若手に言うのならまだ分かりますけどね。

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プロ野球選手は全員鉄のような強い心を持っていて、監督に何か言われたくらいで成績が落ちる訳がないなどと思っている方もいるようですが、ギリギリのところでプレーしているからこそ、監督やコーチの何気ない一言や采配で心が折れたり、逆に発奮したりするものでしょう。そんな例は過去にいくらでもあります。そんなことも諸々勘案した上で、上記の順位を予想しました。

では次に、巨人は何故優勝できないのか。簡単に言ってしまうと、野球を熟知した参謀(ヘッドコーチ)がいないからです。V9時代には牧野茂、藤田監督の時代には牧野、そして近藤昭仁、原監督時代には伊原春樹という名参謀がいました。2012年からの3連覇の時には伊原はいませんでしたが、橋上秀樹という戦略コーチがいたのです。この人の存在は一般的にはあまり知られていませんけどね。

伊原春樹は西武時代、広岡監督や森監督の下で薫陶を受け、相手に隙を見せない、そして相手の隙を突く野球を勉強し、身に付けました。橋上秀樹は野村監督の下、弱者の野球を勉強しています。戦力の足りないチームが如何にして勝つかという戦法です。だから原監督時代の巨人には「試合巧者」という定評があったのです。

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阿部と橋上コーチ

では、今の巨人にはどうか。ヘッドコーチは村田真一です。長嶋監督の下でしか野球をしてこなかった村田に、深い野球に対する見識があるはずもありません。ヘッドコーチとは名ばかりの、ただの統括コーチです。では橋上秀樹に相当するコーチがいるか? それらしく見えるのは井端弘和村田善則ですが、井端はあくまで内野守備コーチであり、村田善はバッテリーコーチ。見当たりませんね。だから勝てない。単純な話です。

野球は、打つ、投げる、走るだけでは十分ではありません。頭の訓練も必須なのです。例えば、2塁に走者がいて左中間の比較的浅いところに落ちるヒットを打たれたとします。センターはここぞとばかりに本塁に送球し2塁走者を刺そうとしますが、間一髪セーフ。その間に打者走者は2塁まで進んでしまいました。この場面で本塁に返球するか、それとも中継に入った内野手にボールを返すかは難しい判断なのですが、アウトカウント、イニング、点差、走者の足、打者の足、全てを頭に入れ、瞬時に正しい決断を下さなければなりません。それができたのがV9時代の巨人であり、できなかったのが長嶋監督や王監督時代の巨人だったのです。

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イチローの外野守備

長くなってしまいました。もうちょっとで終わりますね^^; 今年のキャンプの巨人の練習を観ていましたが、塁に走者を置いたシートバッティングで投手がヒットを打たれても、走者も外野手も実戦を見据えたプレーなど一切しません。外野手はただ打球を捕ってゆっくり内野に返すだけ。走者は途中で走るのをやめてしまいます。一体何のためのシートバッティングなのかと、素人ながらに呆れたものです。紅白戦で誰かがミスをしても、それを指摘するコーチもいない。紅白戦なんですから、ゲームを止めてミスがなくなるまで繰り返しやらせれば良いと思うんですけどね。すべてが練習のための練習なんです。こんなことで頭が鍛えられる訳がありません。藤田監督は就任早々、外野手が直接本塁に返球した場合と中継した場合とのそれぞれのタイムを計り、「な、中継した方が速いだろ?」と選手を納得させました。高橋監督にこういったスタンスは微塵も感じられませんね。

高橋監督は「個の力」を重視します。それは間違いではないのですが、それに「緻密なチームプレー」をプラスする必要があることを知りません。だから村田真一をヘッドコーチに据えて平然としていられるんです(村田に個人的な恨みはありませんので、悪しからず^^;)。このようなチームは、運良く特定の選手が活躍してリーグ優勝できたとしても、日本シリーズのような短期決戦では勝負所でミスが出て必ず負けます。また、リーグ優勝を続けることは難しいでしょう。選手の好不調が全てなんですから。

高橋由伸は常に冷静で、個人的には好きなんですけどねえ。残念ですけど長く監督の座にはいられないでしょう。むしろ、次の阿部監督が巨人を強くしてくれるかも^^

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2,000安打に挑む阿部

もし予想が大幅に外れたら、○ン○ン出して町内を走り回ります(^^)
(新聞に載るかも。静かな町に変態現ると…)