パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

さもしい根性

どうも阪神戦は、一言言いたくなるプレー(選手に限らず)が出るんですよねえ。
昨日の中日との試合、初回に先制されたものの2回にすぐ3点を奪って、リードのまま終盤を迎えます。8回に1点を取られて1点差。さらには9回、抑えのドリスが打たれて同点に追いつかれ、なおも1死一塁。ここでピッチャーは榎田に交代。この時点で、すでに金本監督は相当テンパっていたんでしょう。それに追い打ちをかける出来事が。フラフラと上がった何でもないショートフライを、鳥谷が捕る直前に足がもつれて落球してしまいます。これで一二塁。次の打者にデッドボールで満塁。打席に立った藤井の打球はレフト前へのフライとなり、前進したレフトが地面ギリギリで捕球。捕球と同時に体勢が崩れ、タッチアップした三塁ランナーは悠々ホームイン。

イメージ 1

これが一連のプレーでした。判定に迷うような際どいプレーなんてありません。ところが、なぜか金本監督が出て来て抗議を始めます。どうやら、三塁ランナーの離塁が早かったと言いたいらしい。それに乗っかるように、三塁ベース付近では鳥谷と三塁手(名前が分かりません)が塁審に何か言っています。

ビデオで確認すると、三塁ランナーは打球を見て普通にタッチアップし、何の問題もなくスタートしています。抗議する余地などどこにもないんですよ。金本監督は、一体何を見ていたんですかね? これを世の中では「いちゃもんをつける」または「難癖をつける」と言うんです。ダメ元で言ってみて、もし相手が折れたら儲けもの、というスタンスです。具体的に思い出せませんけど、阪神戦では他にも似たような抗議をする場面があったと記憶しています。

イメージ 2
普通の犠飛の判定に激怒する金本監督

本当に際どいプレーなら存分に抗議してください。でも、何でもないプレーにまでケチつけるのは止めましょうよ。見ていて気分が悪い。言い過ぎかもしれませんけど、監督の人間としての器の小ささが透けて見えるんですよ。それにこういうのって、いつしか選手にも伝染するんじゃありませんかね? 実際、この場面でも鳥谷と三塁手が抗議染みたことをやってるんですから。往生際の悪さと、プレーで粘りを見せるのとを同列に考えているとしたら、とんでもない勘違いです。

それにしても、鳥谷が攻守ともに精彩がありません。原因はいくつかあるのでしょうけど、金本監督就任と無関係ではないと、僕は考えています。発破をかけられて発奮する人間と、逆に委縮する人間がいます。新監督に初っ端から「もっと覇気を出せ! 変われ!」と筋違いの説教をされた実直な35歳が心の内で何を思ったか。違和感を抱いたままスタートし、いまだに落ち着いてプレーに専念できない心理状態なのでしょう。人を見て法を説くことの大切さを知らない底の浅い人は、人の上に立つべきじゃありませんね。

阪神という球団は名門なのに、監督になかなか人を得ません。


(毎度毎度の上から目線ですみません^_^;)