パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

笑点は面白いけど

BS日テレに「笑点デラックス」という番組があります。笑点アーカイブなのですが、今年は専ら、先代の円楽が司会をしていた2000年当時のものを放送しています。2000年というと、総理大臣は小渕恵三から森喜朗に交代、プロ野球では巨人が長嶋監督の下でリーグ優勝、日本シリーズでも王監督率いるダイエーを破り優勝した年。11月には僕が結婚しました(笑)。正に、光陰矢のごとし。

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昨日は「アナウンサー大喜利」をやっていて、鈴木君枝さんの在りし日の姿が映りました。女子アナには珍しく、控え目で清楚な印象を見る者に与えてくれる人でしたね。反面、どこか無理して元気に振る舞っているようでもあり、そこがまた大きな魅力でした。後年、43歳で第1子を出産した直後に病気を苦に自殺。何ともやり切れない気持ちになったものです。聞くところによると、全身が激しい痛みに襲われる難病だったとか。辛かったでしょう・・・。

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演芸コーナーにはダンディ坂野が登場。ん? 黄色いジャケットを着ていない・・・。「ゲッツ!」とも言わない・・・。元々はこんな芸風だったのか? でも、ネタは今と変わらずつまんなかった(笑) ていうか、15年経った今もそれなりに活躍している、いや、生き残ってるんだな~と、妙に感心しました^^

小遊三のエロネタは、当時から盤石デス。好楽は、この頃から肝心なところで噛みまくり。見ていて辛くなります(^_^;) 木久蔵歌丸は若い。「歌丸さん、ホントは幾つなんだろうね~?」と、今は亡き(いえ、多分生きてます)嫁さんと話し合ったのを覚えてます。当時は自宅にパソコンもなかったので、歌丸の年齢も簡単には調べられませんでした。楽太郎の歌丸死亡ネタは定番中の定番。こん平は「ちゃんら~ん!」と大声を張り上げます。懐かしい♪

この後に、録画していた現在の笑点を観ました。改めて、歌丸が老人になっていることを実感。痛々しささえ感じます。呂律が回らない場面も数度。ご本人が「やる」と言っているのであれば傍がどうこう言うべきではないのかもしれませんが、そろそろ司会も交代の時期なのかなと。他の視聴者の方々は、僕みたいにハラハラしないのかな?

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病床のこん平師匠を無理矢理登場させて会場や視聴者の涙を誘うような演出をする局ですから、病後の歌丸の司会継続を大御所落語家の晩年のドキュメンタリーの一環として捉え、高視聴率に結び付けようと企んでいるのだとしたら怖いです。”病魔と闘いながら笑点に懸ける歌丸師匠と、それを支える仲間たち”と、偽善者日テレが大好きな構図がすでに出来上がっています。考え過ぎでしょうかね~?

ふと思ったんですが、意表を突いてユースケ・サンタマリアの司会なんてどうでしょう? 若過ぎることもないし、お笑いのセンスはどの笑点メンバーよりも確かだし(笑)、アドリブにも対応できるし。歴代の司会者とは異質ですけど、新しい血を入れることによって想定外(僕にとっては想定内ですが)の化学反応が起こる可能性は十分にあるんじゃないか。

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歌丸死亡ネタが憚れるようになってしまった今、笑いの中に毒のある番組を続けるためにも司会の交代はやむを得ないと思うんです。と言って、メンバーの中には適任が見当たらない。誰もが納得する司会者候補、いませんかねえ?