パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

地球外知的生命体は地球を訪れているか?

宇宙人というと誤ったイメージを持たれそうなので地球外知的生命体と呼ぶことにします。

この広大な宇宙に、我々地球人と同じような生命体が他に存在しないと考える方が不自然です。
それはまるで、地球を中心に宇宙が回っていると信じた昔の傲慢な人間たちのよう。
地球は宇宙の中心でもなければ銀河の中心でもありません。
太陽系という宇宙の片隅に位置するちっぽけな惑星系の中のひとつの星に過ぎません。

そんなところに曲がりなりにも文明を築き上げている人類という生物が存在する。
そっちの方が遥かに不思議な気がします。

ある科学者に依れば、宇宙には地球のように生命の存在に適している星が少なからずあるそうです。
具体的な数までは分かりませんが、仮にここでは1000個あると仮定しましょう。

適しているとは言え、実際に生命が存在している確率は低いと見た方がいいでしょう。
そこでまた仮に、1000個のうち10個の星で生命が現在存在し、または過去に存在したと仮定します。

生命と言っても色々です。
原始的な単細胞生物もいれば、人類のような高等生物もいる。

10個の星のうちで人間のような知能を備えた生物が存在する星はいくつあるでしょうか。
こうなるともう素人が大雑把な推測をするしかありませんが、はっきり言って分かりません。
10個という仮定自体が間違っているのかもしれませんね。
100個にしてみればまだ分かり易いかも(そういう問題じゃないか…)。

ただ言えるのは、確率はかなり低いだろうということです。
でも10個のうちではゼロでも、100個のうちに1個あれば、宇宙全体では相当な数に上るでしょう。
全体が1000個ですから、全部で10個という考え方です。
ですからここでの結論としては、「宇宙には知的生命体が相当数存在する」あるいは「存在した」
ということになります。

それなら彼らが地球にやって来ていたとしてもおかしくはないじゃないかと思われるかもしれません。
ここから話がデカくなります。

宇宙がビッグバンによって誕生したのは137億年前だそうです。
それに対してこの地球に生命が生まれたのが40億年前です。
単純に計算して、生命誕生までに97億年かかっています。

10個の星の全部が地球と同じ条件であるとは考えにくいので、生命誕生の時期も違ってくるでしょう。
A星では100億年前に、B星では70億年前に、またC星では30億年前に、またまたD星ではつい1億年前に
生命誕生の時期を迎えたかもしれません。

もうひとつ考えなければいけないのは、高等生物にまで進化するのに必要な年数です。
それは地球では40億年でした。
これもその星特有の条件によって大きく異なるに違いありません。

素人のXにはさっぱり見当も付きませんが、大体30~40億年は必要だと考えることにします。
とするとA星では約60億年前に高等生物が誕生し、B星では30億年前に、C星ではちょうど進化の過程、
そしてD星ではまだまだ単純な生物が幅を利かせていることになります。

地球を訪れている可能性があるのは、このA星人とB星人です。
A星人は60億年前に高度な知能を備えました。それから高度の文明を手にするまでには数万年で
十分でしょう。
数万年という単位は、悠久の宇宙の歴史から見ればほとんどゼロに等しいものです。
我々の感覚からすると、せいぜい10秒かな?

では60億年前の地球はどんな姿だったのでしょうか。
まだ生命のかけらも存在しない、死の星だったのです。

もしA星人が宇宙探査に乗り出していて、たまたま地球という星を見つけたとしても、何の興味も
示さなかったでしょう。
そして地球に生命が誕生する40億年前には、A星人はとっくに滅亡してしまっていたのです。

それならB星人は?
30億年前の地球は、生命は存在していても単細胞生物ばかりの荒涼とした世界です。
文明が存在する証、たとえば電波などを発信する術もありません。
B星人が他の知的生命体を探そうとして努力していたとしても、地球からそのシグナルは送りようが
ないのです。

仮にB星人が単に生命の存在する星を探していたとしたら、おそらく地球に目を向けたでしょう。
そして実際に地球に探査機を送ったり、直接宇宙船に乗って訪れたりしたかもしれません。
そう想像すると夢がありますねぇ。

夢があると同時に、それなら進化の時期如何によっては、今この現代に地球を訪れているB星人のような存在がいても決して不思議ではないということになります。
果たしてそうでしょうか。

今のA星人とB星人のたとえ話には大きな落とし穴があります。
それは、地球とそれぞれの星との距離を全く勘案していないという点です。
1光年とは、光の速度で進んで1年かかる距離という意味です。
光は1秒間に地球を7周半するといいますから、我々の想像を遥かに超えた速さです。
その速さでも1年かかる距離とは?

この時点ですでに、Xの頭は混乱を来たしてしまいます。
距離の感覚が掴めないのです。

宇宙の話になると、数万光年、数億光年という単位が普通に使われます。
光の速度で行って10万年かかる距離!
想像が付きますか?

ですから、さっきのA星とB星の話は、ふたつの星が地球と極めて近い距離にあったときに限って
許されることなのです。

少なくとも1光年とか。それくらいが限界ではないでしょうか。
なぜなら、いくらA星やB星の文明が優れていたとしても、光の速度以上で進む宇宙船など造れるものではないと思うからです。

百歩譲って、地球とB星の距離が1光年だったとしたら、そしてB星人は光速で進む宇宙船を開発していたとしたら、ちょうど1年で地球にたどり着きます。
そして地球の土など貴重な資料をB星に1年かけて持って帰るでしょう。

合わせて2年ですよ。。
決して短くはありません。
宇宙飛行士の身体的・精神的負担は相当なものと推測されます。

これが1光年ではなく100光年だったらどうします?
100光年といっても、広い宇宙ではついお隣さんです。
そんな近いところに高度な文明を持つ星が並んでいるものでしょうか。

むしろ、数万光年、数億光年離れていると考えるのが妥当です。
そう考えたら、地球外知的生命体は、まず地球にはやって来てはいないのです。

高度な文明を持つE星人が地球の存在に気付いたとしましょう。
距離は3万光年です。

宇宙船のスピードは光速の2分の1です。
誰が行ってみようと思うでしょうか。
それでも行けというのは、人身御供になれというのと同じことではないでしょうか。

宇宙船の中で何千回も世代交代を繰り返し、宇宙船の中だけの人生を終える。
これはまさに悲劇です。

地球に着いても堂々と観光が出来る訳ではありません。
それどころか見付からないようにこそこそと隠れるように行動しなければならない。

そしてまた6万年かけてE星に帰るのです。
E星を出発してから12万年後です。

その頃にはE星人も滅亡しているでしょう。
何という大きな犠牲! 笑ってしまいます。。

では肝心のUFOの正体は?

大部分は錯覚か自然現象、または捏造だと思われます。
忘れないで頂きたいのは、ここでいうUFOとは、あくまで未確認飛行物体のことであり、円盤そのものを
指すのではないということです。

大部分はと書きましたが、中には実際に円盤に誘拐されてチップを埋め込まれ、それがレントゲンにも写っているという信憑性のある事例もあるらしいですね。

そうなるとまた混乱します。
UFO=タイムマシン説も根強く提唱されているらしいですが…。

Xの結論の大どんでん返しとして、最後に触れておきたいのは、瞬間移動です。
これが可能ならどんな離れた星からでも地球に来ることは出来ます。

もっとも、そんな超高度な文明に発達する前に、文明というのは終わってしまうものなのでは
ないかと思うのですが。

結局UFOの正体は分かりません。だからUFOなんですね^^

次回はボークスOHシリーズ ネロンガをご紹介します。