パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

工藤は凡庸な監督かも

「ざまあみろ!」
納得のいかない審判の判定の後、チームが勝利して、ホークスの工藤監督はそう言い放ったそうです。

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もう51歳。立派なシニアです。しかも、現場のトップ。選手を教育する立場です。
無邪気と言ってしまえばそれまでですが、「この人、中身は子供のままなんじゃ?」と思ったのは私だけでしょうか。

現役時代は「優勝請負人」と呼ばれ、幾多の陽の当たる道を歩いて来ました。
当然、投手として痺れるような修羅場も何度も潜り抜けていることでしょう。
また、スポーツ医学に精通する理論家としても知られています。
その理論が本物だったからこそ、30年近くも現役を続けられたのでしょう。
経験も知識も申し分ない。
今年からホークスの指揮を執ると聞いて、強いホークスがより一層強くなるのでは?と警戒の念を抱いたのは確かです。

と同時に、大変失礼ながら、あの少年然とした甘ったるい顔を見ていると、監督として大成する確率は低いのでは、と感じたのもまた確かなのです。

過去の名将と呼ばれる方々。
古くは南海・鶴岡一人、巨人・水原茂西鉄三原脩、巨人・川上哲治、阪急・近鉄西本幸雄、ヤクルト・西武の広岡達朗、西武・森祇晶
近年では中日・落合博満

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全員、渋い面構えをしています(笑)
ああ、ノムさんも抜かしちゃいけない^^

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水原茂さんや広岡達朗さんは若い頃は大変なイケメンで、女性の人気を一身に集めていたそうですけどね。歳を重ねるにつれて、大人の魅力が増し加わって行きました。

顔の話はともかくとして・・・

彼らに共通しているのは、ベンチで選手と一緒になって大はしゃぎすることはなかった、という点でしょう。優勢の時でも劣勢の時でも、その表情に大きな違いはありませんでした。
これは監督としてはある意味当たり前のことで、1、2点リードしていても、何が起こるか読めないのが野球ですから余裕ぶっこいてる暇なんかありませんし、逆に多少リードされていても、代打や代走、リリーフ投手など、打つ手はいくらでもあるのですから、落ち込んでる暇もありません。一喜一憂型は監督には向かない、と言われる理由はここにあると思います。

感情豊かに指揮を執った監督も勿論いましたが、いずれも成績はあまりパッとしなかったようです。

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ロッテ監督時代の金田正一

               監督1年目の長嶋茂雄
                          
                          
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             巨人監督時代の王貞治

ここまで書いてみて、ふと思った・・・
試合中に選手を殴った西本幸雄さんは、感情豊かではあったのかなあ。
そして、この中では唯一、日本一にはなってなかったなあ。

さて、工藤監督です。
年齢の割には中身が伴わない”父ちゃん坊や”という印象。
過去の名将と比べるまでもなく、泰然自若とした落ち着きが感じられません。
優勝したのならまだしも、シーズン序盤のゲームに勝って選手に抱き着き、あげく「ざまあみろ!」では、一般のファンと変わりないじゃありませんか。
しかも、プロ野球でコーチ経験のない1年生監督。
コーチ経験のない1年生監督が優勝したのは、過去に3度だけ。
 1950年 毎日・湯浅禎夫
 2004年 中日・落合博満
 2012年 日本ハム栗山英樹

以上の点から、今年は優勝できないと断言します。
経験を積んだ2年目以降が勝負になるでしょう。
いえ、もしかしたら、自身のお行儀の悪さが選手に伝染して、年々チーム力が衰える可能性も。タガの緩みは、短・長期的にチーム成績に大きな影響を与えます。川上監督から”緩い”長嶋監督にバトンタッチした巨人は一気に最下位に転落し、以後藤田監督が登板するまで、日本一に返り咲くことはできませんでした。
『試合中のガム』『ツバ吐き』『弱音』の禁止などの新機軸を打ち出し、「一人の社会人として、恥ずかしくない振舞いと自覚を持ってもらう」との方針を掲げたまでは立派でしたが、肝心の本人がこれではね。秋山前監督が寡黙だっただけに、その”やんちゃぶり”が目立ちます。

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今の11球団には「名将の匂いがする監督」が見当たりません。
原監督、この隙に更に名声をアップさせましょう(。-∀-。)v