自民総裁 谷垣もこんなもの
尖閣諸島についての今回の日本の対応については考えれば考えるほどムカつくのでもう止めにしたいのですが、一部政治家から聞き捨てならない発言がありましたので再考してみます。
自民党の谷垣総裁が「今回は最初の対応が間違っていた。さっさと国外退去させるべきだった。」とのたまわったのです。
何と言う不見識!
今回の中国船のような悪質な犯罪者に対して、単に国外に退去させればそれで事が済むと考えること自体、日本の主権や領土を守るという意識がいかに希薄かを物語っています。
虎視眈々と尖閣の領有権を狙っている中国政府にしてみれば、日本のそうした対応は好都合そのもの。
尖閣周辺に遠慮なく所謂無法漁船を送り込み、なし崩し的に領有権を主張するに違いありません。
ただでさえ、日本政府の馬鹿な対応で中国政府及び中国人は「日本に勝った」と思っているのです。
「勝った」とは、「尖閣諸島は中国のものだ」とより強く意識し始めたということです。
他国の領土に侵入して犯罪を犯しても、罰せられることもなく退去させられるだけだとしたら、侵入する側としては気楽でしょうねえ。
仮にも去年まで数十年にわたって日本の政権についていた自民党の総裁にしてこの浅薄なご意見。
呆れるのを通り越して笑ってしまいます。
この期に及んでもまだ中国の侵略意図が読めないんですから、救いようがありません。
今日も朝から民主党の岡田があちこちのテレビに出演して訳の分からない主張を繰り返しています。
同じような事件があった場合、政治が司法に介入することはなくあくまで検察の判断に任せるそうです。
外交問題に発展するような事件にどうして政治が介入してはいけないのでしょう?
むしろ積極的に介入するべきではないですか?
一検察にそんな重要なことを任せてしまって良いんでしょうか?
しかも今回の件では政府が那覇地検に圧力をかけたのは明白だというのに。
言っていることが支離滅裂で、こんな人間が外務大臣だったと考えると空恐ろしくなります。
日本にはまともな政治家はいないのでしょうか?
現在までの発言等をトータルに勘案してみると、最も外交に長けているのは安倍晋三元総理ですね。
総理としての評判は芳しくありませんでしたが、私は好きでした。
外交に無知無策な菅や仙谷が政府の中心にいるようでは、日本の未来はありません。
中国に遠慮ばかりして、はっきり「NO!」と言えない人間には日本の主権及び領土は守れないでしょう。
それにしても、中国とは野蛮で横暴な国ですねえ。