パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

ボンネットに人と自転車が~!!

もうひと昔も前のことです。
忘れもしません、友人と東京ドームに巨人戦を観に行った帰り道のことでした。

車で家に向かう途中の、どこにでもある信号のある交差点。
車側の信号ははっきりと青でした。
何の迷いもなく交差点を通過しようとしたその時、右側から信号無視をした自転車が何事もないかのように進入。
ブレーキをかける間もなく、その見知らぬ人と自転車は自分の車のボンネットに乗り上げました。

驚きましたね~。。
やっとの思いでブレーキをかけ、ルームミラーを覗き込むと、後方に倒れている人と自転車。

瞬間、大袈裟でなく人生が終わったと思いましたよ(^_^;)
とっさにドアを開け、自転車に駆け寄りました。
すると幸いにも、その人は自力で起き上がろうとしています。
「死んでない」と、ひとまず安心。

でもまだ分かりません。
どんな後遺症が残るか、あるいは容態が急変するかもしれません。

信号無視をしたのはその人です。
でもそのときは非難する気にはなれませんでした。

とにかく病院に連れて行って、応急手当をしなければという思いが頭の中を駆け巡ります。
警察へはその後に行こうと決めました。

知っている病院があるというので、道案内をしてもらって病院へ。
だから意識はしっかりしていたんですね。

病院では確かCTスキャンをしたと思います。
その他にも精密検査をしてもらいました。

細かいことですが、もちろん費用はこっち持ちです。
保険が利きませんのでかなりの高額だったと記憶しています。

軽い外傷以外は特に異常はなしとの結果。
でもそれで済んだ訳ではありません。

今度は警察に行かなければならない。
このときの時間の経過の長かったこと!
普通ならもうとっくに家に着いている筈なのに、何でこんなことをしてるんだろうという思いが拭い切れません。

警察では親切なお巡りさんが貴重な(?)アドバイスをしてくれましたよ^^
なるべく被害者の心証を良くして、人身事故ではなく物損事故で済ませるのが得策だと教えてくれました。

「なるほど」と納得して、それから被害者(むしろこっちが被害者です-_-;)宅への謝罪等が始まりました。
菓子折りを持って行って謝り、仕事を休んだ期間の給料分を支払って欲しいという言い分にも素直に従い、
実際よりも割高に思える額を支払いました。
何度か足を運んで、ようやく落着したときには心身ともに疲れ果てていました。
車の修理代ももちろん自分の保険から出しました。
トータルの損害額は被害者の比ではありません。





この一件で学んだこと。
それは、一寸先は何が起こるか分からないという単純な事実でした。
友人との野球観戦を心から楽しんだ矢先の出来事。

むしろ、その人が死ななくて良かったと思うべきなのでしょうね。
もし死んでいたらと考えるとぞっとします。
いくら相手が悪いと主張しても、その主張は受け入れられなかったでしょう。
不幸中の幸いとは、まさにこのことです。
自分は幸運だったんだと、今では懐かしい思い出にすらなっています。

皆さんも車の運転にはくれぐれも気を付けてくださいね。。
交通刑務所に入らずに済んで良かった!!(ホントに洒落になりませんから ̄ω ̄)