パットマンⅩの 遊星より愛をこめて

桑田のユニフォーム姿、良いね!

イヌに咬まれた(>_<;) そして何じゃこりゃ~!

といっても昨日今日のお話じゃありません。
今を遡ること38年位前の出来事です。

その日、友達と遊んでいたXは、ごく普通に喋りながらぶらぶら歩いていました。
民家の塀のすぐ脇を歩いてたんですよね。

どんな塀だったかははっきりとは思い出せません。
おそらく垣根かトタンで、家の中から外を歩く人の足元が見えるように下に空間がある、そんな塀でした。

車が止まってたので、車と塀との狭い間をひとりずつ歩いて行きました。
最初に友達が、次に別の友達が、最後にXが。

そのとき、足を急につかまれたような感覚が。

もちろん動けません。

何だろうと不審に思って足元を見ると、イヌの牙が足首に深々とくい込んでいました。ガーン(((;◎o◎)))
そのときの光景はいまだに忘れられません。

自分の足首にくい込む白い牙。
ところが不思議なことに痛くはありません。
ただ血はだらだら流れました。

何秒くらい咬まれていたんでしょう。
どうやってその窮地を逃れたのか記憶は曖昧です。
とにかく足首から血を大量に流しながら歩くしかありません。

当時の心理としては、まず家に帰ろうと思ったんですね。

そうすれば母親なり父親なり、大人が何とかしてくれるだろうと考えたんです。

そうこうして、やっと家に帰り着きました。
母親がいてくれたので、真っ先に見せましたよ。
さぞかし大騒ぎになるだろうと予想しながら。

驚きましたねえ。
母親、何て言ったと思います?
「赤チン塗っときなさい!」だって(^_^;)

イヌに咬まれて血をだらだら流してる息子を見て「赤チン…」って。。
この母親、小学校の教師をしてました。

だから決してバカじゃないと思うんです(笑)

でも時々見当違いのことを言う人ではありました。
それにしてもねえ…。

子供心に、それはないだろうと。
Xは素直に赤チンを塗りましたよ(それもどーだか ̄▽ ̄;)。

だって他にどうしようもありませんから。
もう歩けませんし。
しばらくそのままじっとしてましたね。

そして父親が帰って来て、やっと予想通りの展開に。
「こりゃ大変だ!」ということで、すぐに医者に連れて行ってくれました。

狂犬病の心配はないかとか、医者に色々質問してました。

父親はまともでラッキーでしたねえ(笑)


それから数週間は包帯を巻いて過ごしました。
Xの足首には、そのときの痕が今でも残っています。
そしてイヌに対する恐怖心のようなものも。

イヌは大好きなんですよ。
でも心のどこかに、咬まれるんじゃないかという恐怖心があるんです。

母親は現在80歳。
至極元気です。
でも、相変わらず時々見当違いなことを言ってます( ̄~ ̄)

おしまい。