『氷の世界』 MY BEST ALBUM
中学時代の音楽シーンのバイブルでした。
家に帰って真っ先に毎日のように聴いていたものです。
家に帰って真っ先に毎日のように聴いていたものです。
陽水というと暗い曲が多いイメージがあるかもしれませんが(特に若い頃は)、決してそんなことはなくて
『氷の世界』の「はじまり」「チエちゃん」「待ちぼうけ」「桜三月散歩道」「Fun」「おやすみ」などのように、
明るい曲も沢山作っています。
もちろん星勝の編曲のおかげもあったのでしょう。
『氷の世界』の「はじまり」「チエちゃん」「待ちぼうけ」「桜三月散歩道」「Fun」「おやすみ」などのように、
明るい曲も沢山作っています。
もちろん星勝の編曲のおかげもあったのでしょう。
この頃の陽水のアルバムには一連の流れがあって、『断絶』『センチメンタル』と続いた集大成が
『氷の世界』で一気にピークを迎えたように感じます。
その分『二色の独楽』で若干下がっていますね。
『氷の世界』で一気にピークを迎えたように感じます。
その分『二色の独楽』で若干下がっていますね。
そして次のアルバム『招待状のないショー』では明らかに陽水らしくない中途半端な曲が多く、試行錯誤
の跡が見られます。
の跡が見られます。
このアルバムを聴いたときには「陽水、どうしちゃったのかな?」と本気で心配したものですが、次作
『White』で見事に復活してくれました。
『White』で見事に復活してくれました。
歌い方にも変遷が見られます。
発声方法というのでしょうか、センチメンタルな声で歌い上げていた彼が「なぜか上海」に代表される
ように腹から声を出す歌い方に変わりました。
発声方法というのでしょうか、センチメンタルな声で歌い上げていた彼が「なぜか上海」に代表される
ように腹から声を出す歌い方に変わりました。
コンサートでも例えば「氷の世界」の編曲を大幅に変えて、しかも歌い方も極端に変えたものですから、
同じ人が歌っているようには思えないほどの落差を感じました。
「陽水、変わったね。」と、当時は寂しく思ったものです。
同じ人が歌っているようには思えないほどの落差を感じました。
「陽水、変わったね。」と、当時は寂しく思ったものです。
『氷の世界』はその中で、終始一貫してMY BEST ALBUMであり続けています。